Thursday, 28 June 2012

安定ヨウ素剤と妊婦などの服用

安定ヨウ素剤の服用は、有害な放射性同位体ヨウ素から体を守るための方法として注目されていますが、妊娠の可能性がある女性や妊婦、授乳期にある女性の服用には十分な注意が必要です。

安定ヨウ素剤の服用に関する注意事項のなかには「妊婦などの服用は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合」とあります。その大きな理由は、服用した安定ヨウ素剤は胎盤を通じて胎児の甲状腺に悪影響を及ぼす危険性があるからです。

これは、安定ヨウ素剤の服用に限らず、妊娠中の女性が摂取した栄養素が胎児の発育に大きく関わることからもいわれています。栄養価の高いことで人気の「ヨード卵」は、ヨード(ヨウ素)を含むエサを鶏に与えることによって生まれますが、このことからも、安定ヨウ素剤の服用と胎児の発育との関係が密接であることが納得できます。ヨウ化カリウム

もちろん、授乳中の女性についても、母乳に含まれる成分が乳児の発育にも大きく関わりをもつことを認識する必要があります。

ヨウ化カリウムとFDA推奨ガイドライン

有害な放射性物質からの被曝を防ぐために、注目されている安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)ですが、服用のタイミングや用量などは、きちんと守ることが大切です。また、それ以前に、自分の体がヨウ素に対してアレルギーがないかなど、医師の診察を受けておくようにしてください。

ヨウ化カリウムの服用に関しては、いろいろな機関の推奨値があり、そのひとつ、FDA推奨ガイドラインのデータも掲載されています。FDAは、アメリカの行政機関「食品医薬品局」で、医薬品の認可については、世界的にも最も厳しいといわれています。ヨウ化カリウム

FDA推奨ガイドラインによる、ヨウ化カリウムの服用は次のとおりです。体重約68kg以上の成人と子供:約130mg(1錠)、3歳~18歳(体重約68kg以下):65mg(2分の1錠)、幼児(生後1ケ月~3歳):32.5mg(約4分の1錠)、乳児(生後1ケ月まで):16.25mg(8分の1錠)です。また、ヨウ化カリウムを粉状にしてから飲み物に混ぜて服用します。

                                  

ヨウ化カリウムの服用リスク

医薬品を服用するときには、使用上の注意を読んで正しく服用する必要があります。そういう文言は、どの医薬品の説明書にも記載されていることですが、案外、守られていないこともありますので、くれぐれも注意してください。安定ヨウ素剤

ヨウ化カリウムは、有害な放射性ヨウ素から体を守るために服用する製剤として、原発事故後、関心度が高まってきています。ヨウ化カリウムの服用は自己判断は厳禁で、緊急事態に備えて、事前に医師の診察を受けておく必要があります。ヨウ化カリウム

ヨウ化カリウムの副作用に関しては、「ヨウ素アレルギー」は最も心配されることです。このアレルギーに関しては、一般的に知られている魚介類や甲殻類がありますが、これらのアレルギーとヨウ素アレルギーとは別個のものだといわれています。

また、慢性的な体調不良の原因が甲状腺の病気だと気づかないままの人もいますので、ヨウ化カリウムの服用に際しては、甲状腺の働きについてもきちんと調べておく必要があります。

                                   

ヨウ化カリウムと放射性物質

原発事故以来、ヨウ化カリウムの服用が注目されており、また、これに関しては、いろいろな情報が交錯していますので、正しい情報収集をする必要があります。安定ヨウ素剤

ヨウ化カリウムの服用は、有害な放射性ヨウ素から体を守ることが目的ですが、放射性物質は他にもあることを認識することが大切です。つまり、他の有害物質に対しては効力がないことや、甲状腺以外への被曝も避けらないなど、ヨウ化カリウムの効能対象にはいろいろな条件がついてくるのです。

気になる放射性物質には、セシウム134・137、ストロンチウム90、プルトニウム240・249などが含まれています。また、放射線の種類には、ベータ線、ガンマ線、アルファ線があります。ヨウ化カリウム

それぞれの放射性物質には半減期や放出の割合もさまざまですが、いちばんリスクが高いのはヨウ素131で、これに対する薬剤の服用が急がれる理由もそこにあります。また、ヨウ素131のように半減期の期間が短いほど不安定な状態にあり、体や環境への影響も大きくなるといわれています。

                          

安定ヨウ素剤と放射性物質の崩壊

体に有害な放射性同位体ヨウ素に関して、安定ヨウ素剤が注目されています。これらを服用する目的は、有害な放射性同位体が甲状腺内に入り込む前に、先回りして甲状腺内を満杯にしておくことにあります。

しかし、放射性物質はヨウ素131の他にもいろいろあり、なかでも、放射性物質の半分を占めるものにラドンがあります。そのラドンは、ラドン温泉として人気があるだけに、放射性物質の体への影響に対しての疑問符がついてきます。

自然界に存在する放射性物質は長い年月を掛けて崩壊していき、そこに生活する動植物は生まれたときからそれらの影響を受けています。ヨウ化カリウム

一方、原発事故による放射性物質被害が問題視されるのは、短期間で放射性物質の崩壊が起こることが関係しています。特に、ヨウ素131の半減期はわずか8日という短期間のため、人体への影響が懸念され、安定ヨウ素剤の服用が必要になるのです。

この安定ヨウ素剤の服用のタイミングや用量については、医師の指導を受けて正しく行うことが大切です。

                                  

安定ヨウ素剤と薬を飲むタイミング

有害な放射性同位体ヨウ素から体を守る目的で、服用が注目されている安定ヨウ素剤ですが、この薬を飲むタイミングも大変重要です。

一般的に知られている情報として、放射性物質による被曝のリスクがあるとき、被曝する前に飲んでおくということがあります。つまり、先に、安定ヨウ素剤で甲状腺内を満杯にしておくと、有害な放射性同位体による被曝を防ぐことに役立つからです。

もちろん、放射性物質はヨウ素以外にもいろいろあり、安定ヨウ素剤の効能対象には含まれないことも認識しておく必要があります。

その安定ヨウ素剤の服用に関して「食直後の服用により、胃内容物に吸着されることがあるので注意する」との注意事項があります。ヨウ化カリウム

一般的に、薬を飲むタイミングとして「食後」というのは、「食事後30分以内」といわれています。ただし、安定ヨウ素剤の服用は緊急事態が生じたときですので、服用についての注意事項は、医師の指導に従って正しく行ってください。

                                  

Friday, 22 June 2012

安定ヨウ素剤と子どもの食生活

食生活の欧米化が課題になっています。子育て最中の親世代ですら、その状態にありますので、その家庭に生まれ育った子どもの食生活にも大きな影響を及ぼすことは、避けられないと思われます。

安定ヨウ素剤への関心が高まっていますが、安定ヨウ素剤の代わりとしてヨウ素を多く含む食材の摂取にも、多くの関心が寄せられるようになりました。ヨウ素を多く含む食材の代表選手としてワカメやコンブなどの海草類があります。また、発酵食品のひとつ味噌にも、有害な放射性物質から体を守れる効果が期待されています。

これらの食材や調味料を献立に活用することはもちろんのこと、ワカメやコンブをだし汁として摂取する方法もあります。ちなみに、だし汁の材料のひとつ「かつお」にもヨウ素が含まれています。ヨウ化カリウム

安定ヨウ素剤の服用は、非常事態に遭遇したときですが、安定ヨウ素剤に関して、日常の食生活を見直すこと、特に、子どものいる家庭では大きな課題になると思われます。

安定ヨウ素剤と日常の食事

ヨウ素を含む食材といえば、ワカメやコンブなどの海草類を連想します。日本の食生活をふりかえると、味噌汁の具材や酢の物などには、必ず海草類が登場していましたから、食材といえば、形あるものだと思うのも無理はありませんね。

でも、これらの食材は、ダシ汁として料理に使う方法もあるのです。原発事故後、安定ヨウ素剤に大きな関心が寄せられています。その安定ヨウ素剤に関して、10×10cm(10g)のコンブでダシをとると、約16mgのヨウ素がダシ汁に出てくるという情報もあります。

「WHO(世界保健機関)」では、ヨウ化カリウムなどの推奨値を年齢別に決めています。ちなみに、3歳以上12歳未満に推奨されるヨウ化カリウム量は、1日65mgになっていますので、参考にしてください。ヨウ化カリウム

安定ヨウ素剤に関する専門的なことはさておき、ダシ汁や、食材を細かくして料理に使うと、料理のレパートリーも広がります。また、嚥下機能に障がいのある人の食生活を豊かにすることにもつながりますね。

安定ヨウ素剤と子どもの甲状腺

安定ヨウ素剤の服用量は年齢によって定められていますが、これは、安定ヨウ素剤に限らず一般的な薬剤と同じで、体が小さい子どもほど、1回の服用量が少なく設定されていることは納得できますね。

たとえば、「WHO(世界保健機関)」のヨウ化カリウム推奨値は、3歳以上12歳未満の子どもは1日65mgとなり、12歳以上を対象とした1日130mgの半分の量です。 
   
その一方で、安定ヨウ素剤の服用に関して、若年者に対しては被曝線量が10m Svを超える場合を推奨しています。通常は甲状腺の被曝線量が100m Svを超える場合ですので、その10分の1です。

甲状腺に関しては、子どもは体が小さいので甲状腺も小さく、同じ量の放射線を浴びても、甲状腺から溢れる分が多くなり、それが甲状腺がんの発生につながるのではとの説もあります。ヨウ化カリウム

また、子どもの体が成長過程にあるため、甲状腺の細胞分裂も繰り返しています。そのとき、傷ついた細胞が有害なヨウ素をとりいれるのではとの声もあります。

ヨウ化カリウムとFDA

原発事故後、有害な放射性物質から体を守るために注目されている安定ヨウ素剤ですが、ヨウ化カリウム製剤としての個人輸入にも関心をもつ人が増えてきました。

個人輸入に関しては、ヨウ化カリウム以前から、男性の機能回復に関する製剤などでも注目されています。また、安全性はもちろんのこと、いろいろとクリアすべき課題もありますので、個人輸入はあくまでも自己責任のもとで慎重に行ってください。

ヨウ化カリウムの個人輸入に関して「FDA」ということばがあります。FDAとは、食品や医薬品などの安全性や妥当性についての規定を定め、市場で適正に扱われるように管理しているアメリカの行政機関「食品医薬品局」のことで、日本の「厚生労働省」と同じような役割をもっています。ヨウ化カリウム

ヨウ化カリウムの服用についても、FDA推奨ガイドラインによる規定があります。ヨウ化カリウムを服用するときは、それを守ることはもちろんですが、医師の指導のもとに、きちんと服用する必要があります。

ヨウ化カリウムとFDA認可

医薬品の海外から個人輸入は以前からもありましたが、原発事故後、安定ヨウ素剤の服用の必要性が話題になり、ヨウ化カリウム製剤の個人輸入に関心を向ける人もでてきました。

有害な放射性物質から体を守る安定ヨウ素剤の管理については、各自治体にゆだねられている現状もあり、自己防衛のためにも製剤として販売されているヨウ化カリウムを求める人が増えたからです。

このヨウ化カリウムの安全性の裏付けとして「FDA(食品医薬品局)」というアメリカの行政機関が認可した医薬品、というのが大きなポイントになります。

FDAは、日本でも大きな社会問題になったサリドマイドを認可しなかったことでも知られており、その基準値は世界的にも厳しいといわれています。つまり、FDAに認可された医薬品は、世界中で最も安全で品質の高いものだという証明になります。ヨウ化カリウム

ヨウ化カリウムを個人輸入するときはあくまでも自己責任ですが、この点には十分な注意が必要になります。

ヨウ化カリウムとFDA関連機関

ヨウ化カリウム製剤(安定ヨウ素剤)の個人輸入の安全性については、FDA認可の医薬品かどうかを見極める必要があります。

原発事故後、有害な放射性物質からの被曝を防ぐためにも、注目されているヨウ化カリウムの個人輸入ですが、服用による副作用を防ぐためにも、安全性についての確認の必要性が問われています。もちろん、ヨウ化カリウムの服用に際しては、自己判断は厳禁で、医師の診断を受けて正しく行わなければなりません。

FDAとは、アメリカの行政機関「食品医薬品局」のことで、日本の「厚生労働省」のような働きをしています。また、FDAの関連機関として「CDER(薬品評価研究センター)」があります。CDERでは、医薬品の詐欺被害を防ぐだけでなく、適正な医薬品使用のための情報提供を行っています。ヨウ化カリウム

ヨウ化カリウムの情報収集をするとき、FDAやCDERということばを見聞きする機会もあるかと思います。また、これらのことばの有無を確認しておくことがヨウ化カリウムの個人輸入には重要なことです。

Friday, 15 June 2012

安定ヨウ素剤と食材の関係

安定ヨウ素剤は、安定同位体ヨウ素からつくられた製剤ですが、有害な放射性同位体の被曝から体を守ることで注目されています。

安定ヨウ素剤のもととなるヨウ素を多く含む身近な食材として、ワカメやコンブなどの海草類があげられます。また、含有量は大幅に減少しますが、国産大豆や小豆などの豆類、精白米やパンなどの穀物類、さつまいもや玉ねぎなどの野菜にもヨウ素は含まれています。

一方、あまり知られていませんが、いわし、さば、かつおなどの魚類、鶏肉や鶏卵にも含まれていますので、日々の献立づくりの参考にしてください。ヨウ化カリウム

安定ヨウ素剤を服用する推奨値には「WHO(世界保健機関)」などが定めたものがあります。しかし、日常的にヨウ素を含む食事が多い日本人の場合は、過剰摂取にならないように注意する必要もあります。

しかし、食生活の欧米化に伴い、食材や調味料、料理の方法なども随分変わってきましたので、安定ヨウ素剤への関心と同時に、食生活の見直しも大切だといえます。

                               

安定ヨウ素剤が注目されるのは

原発事故以来、有害な放射性物質による体内被曝を防ぐために、安定ヨウ素剤の服用が注目されています。

この安定ヨウ素剤は、安定同位体ヨウ素からつくられた製剤ですが、一方、放射性同位体のものもあります。そのため、安定同位体を甲状腺内にとりいれて満杯にしておくことで、放射性同位体のほうが後から入り込んでも受け付けず、自然に体外へ排泄されることになるのです。

安定ヨウ素剤の服用については、いろいろな情報があります。また、どうして安定ヨウ素剤は有害な放射性物資を排除できるのかと、疑問に思う人も少なくないでしょう。しかし、同じ名称をもつ物質でも別々の働きをすることがわかると、納得できると思います。ヨウ化カリウム

安定ヨウ素剤の服用に関しては、わからない部分もいろいろあります。また、安定ヨウ素剤を服用するタイミングや服用を継続する期間にもいろいろな説がありますので、自己判断に頼らないで、正しい情報収集をするようにしてください。

安定ヨウ素剤と甲状腺がん罹患の関係

放射線による内部被曝を防ぐといわれる安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の服用対象は、「WHO(世界保健機関)」によると40歳未満になっています。それ以上の年齢になると、安定ヨウ素剤の有効性が期待できないそうです。

一方、年齢が若いほど、甲状腺に受ける影響も大きくなるため、安定ヨウ素剤の必要性がより高くなるといわれます。その裏付けとして、1986年のチェルノブイリ事故が原因となり、甲状腺がんに罹ったのが主に子どもだったことからも納得できます。

ちなみに、子どもの体は成長期にあるため、甲状腺がんに限らず、病気に罹ると進行が速いことが知られています。

安定ヨウ素剤の服用は「甲状腺の被曝線量が100m Svを超えると予測されるとき」との情報もあります。ヨウ化カリウム

しかし、WHOでは、若年者に対しては、その10分の1に値する10m Svを超える場合に安定ヨウ素剤の服用を推奨しています。このことからも、甲状腺の被曝による甲状腺がんの罹患は、より若い世代に多いことが考えられます。

安定ヨウ素剤と甲状腺がん

ヨウ素には、安定同位体と放射性同位体の2種類があり、ほとんどが安定同位体だといわれています。つまり、安定ヨウ素剤を先回りして体内にとりいれておくことで、放射性同位体のヨウ素が体内に蓄積するのを防ぐことができるのです。

具体的にいうと、甲状腺内を安定ヨウ素剤で満杯にしておくと、後から入ってくる放射性同位体の居場所がなくなり、体外へ出ていくことになります。しかし、安定ヨウ素剤をとりいれる前に甲状腺内に放射性同位体が入り込むと、甲状腺がんを引き起こす危険性も高まります。

1986年に起きたチェルノブイリ事故で甲状腺がんを発症したのは、主に子どもだったという記録があります。ヨウ化カリウム
 
ところで、甲状腺がんには4種類があり、その9割が乳頭がんだといわれています。この乳頭がんというのは乳腺の乳頭ではなく、細胞を顕微鏡で見た形が乳頭に似ているからです。この乳頭がんは進行もゆっくりですが、高齢者が罹ると悪性度も高まるといわれています。

安定ヨウ素剤の効果が期待できるのは

原発事故後、服用効果が期待されている安定ヨウ素剤ですが、その対象になるのは「WHO(世界保健機関)」に定められた年齢だけではありません。

安定ヨウ素剤の働きは、甲状腺内を安定性のヨウ素で満たすことで、後から入ってきた有害な放射性のヨウ素を体外へ排泄することにあります。しかし、放射性物質には、セシウムをはじめ、さまざまな物質があるため、それらの物質の影響から体を守れるものではないのです。また、安定ヨウ素剤の服用は、体外被曝に関しては効力がないともいわれています。

この安定ヨウ素剤を服用するタイミングについては、放射性物質の被曝を受ける前が有効だといわれ、安定ヨウ素剤の服用効果は約1日続くとされています。その後、体内に入り込んだ有害な放射性物質は速やかに体外に排泄されることになります。ヨウ化カリウム

また、安定ヨウ素剤の服用は早いに越したことはありませんが、被曝後、8時間以内だと約40%、1日以内なら約7%の服用効果がみられるともいわれています。

安定ヨウ素剤の体内での反応

原発事故後、体内被曝から守るために安定ヨウ素剤の服用が注目されています。この安定ヨウ素剤を服用して甲状腺内を満杯にしておくことで、後から有害物質である放射性同位体ヨウ素が入ってきても、自然に排泄できるようになっているのです。
 
甲状腺内に安定ヨウ素剤を先にとりいれておいて、安定ヨウ素剤の後から入ってくる有害な放射性同位体から体を守れるしくみは、大変ありがたいものです。

これとは別に、妊娠中の女性が体内に摂りいれた栄養素が、胎児へ供給されることは自然の流れだといえます。そのひとつ、ヨード(ヨウ素)を含んだエサを食べたニワトリから生まれる「ヨード卵」が有名です。ヨウ化カリウム

この卵の特徴は、ぷっくりと盛り上がった濃い黄身と、しっかりとした分厚い殻にあります。そのことからも、栄養素が満ちていることが納得できます。その秘訣は、エサに含まれる粉末海草にあるといわれています。ちなみに、海草は体に必要なヨウ素を含む食材としても有名です。

                                  

Saturday, 9 June 2012

安定ヨウ素剤の服用量は

原発事故後、注目されるようになった安定ヨウ素剤には、いろいろな情報が交錯しています。原子力災害時に必要とされる安定ヨウ素剤の服用は、「WHO(世界保健機関)」では40歳未満が対象です。一方、「IAEA(国際原子力機関)」では、年齢や性別を問わずに適用とされています。

この安定ヨウ素剤の服用について、ヨウ化カリウムなどの1日摂取量にはWHOが定めた推奨値があります。具体的にいうと、対象者を4段階にわけて、それぞれ必要な推奨値を定めているのです。

たとえば、3歳以上12歳未満のヨウ化カリウム推奨値は1日65mgです。ちなみに、10×10cm(10g)の「だし昆布」からは、約16mgのヨウ素がとれるという情報もあるので、参考にしてください。ヨウ化カリウム
  
これに関して、ワカメやコンブなどの海草類を食べる習慣がある日本人は、ヨウ素の過剰摂取にならないように注意する必要があります。もちろん、海草類に含まれるヨウ素の値は一定でないことや、海草類を食用にすることへの安全性についても、十分な注意が必要です。                             

ヨウ化カリウムとの飲みあわせ

複数の薬剤を飲みあわせするときは、過剰摂取などによる副作用が起きるリスクがあります。病気や怪我で医師の診察を受けるときは、服用中の薬剤の有無についてもきちんと申告しましょう。安定ヨウ素剤

また、特定の食材に過剰反応を起こす薬剤もありますので、そのリスクについても、こちらから積極的に聞くことをお勧めします。

ヨウ化カリウムの服用に関しては、次のような薬剤との飲みあわせに注意が必要です。
まず、放射性ヨードを用いた治療をするときは、ヨウ化カリウムの薬剤は1週間前に中止する必要があります。ヨウ化カリウム

また、気分安定薬として使われるリチウム薬との併用時には、甲状腺を測定するなど、経過を慎重にみながらの服用になります。さらに、カリウム薬との併用は、高カリウム血症を起こすリスクもありますので、こちらも要注意です。

ヨウ化カリウムとの飲みあわせで注意すべきことについては、ヨウ素に対する体質面での不安も含め、医師の指導を受けて正しく服用してください。

                                   

安定ヨウ素剤の服用と放射性物質の半減期

原発事故後、放射能を含む有害なヨウ素による内部被曝を防ぐ目的で、安定ヨウ素剤の服用が注目されています。また、安定ヨウ素剤を服用するタイミングや、安定ヨウ素剤の服用期間などをまとめた資料なども多くあります。

安定ヨウ素剤の服用期間に関して半減期ということばがありますが、どういう意味なのかが気になります。ことばの意味そのものを考えると「もとの量が半分になるまでの時期」ですから、有害なヨウ素が半分になることは本来なら喜ぶべきことです。実際、薬学の分野では、「薬成分の血中濃度が半分になるまでの時期」という意味です。ヨウ化カリウム

しかし、体内に入り込むのが放射性物質だから、話がやっかいになるのです。放射性物質の半減期は8日という短い期間ですが、不安的な核種や素粒子ほど半減期が短いといわれています。しかも、自然界に存在する放射性物質が長い時間を掛けて崩壊するのとは違いますので、当然、体への影響も大きくなることがわかりますね。                              

安定ヨウ素剤の服用対象は

原発事故後、注目されるようになった安定ヨウ素剤の服用は、「WHO(世界保健機関)」では40歳未満を対象にしています。それ以上の年齢になると、安定ヨウ素剤の服用による有効性が期待できないからです。一方「IAEA(国際原子力機関)」では、この薬剤の服用に対しては、年齢や性別による制限は設けられていません。

WHOで対象年齢が決められているのは、有害な放射性ヨウ素の影響は年齢が若いほど大きくなるため、安定ヨウ素剤の必要性も高まるからだといわれます。それに関しては、1986年のチェルノブイリ事故後、甲状腺がんの発症は子どもに多かったというデータもあります。

子どもの体は成長期にあるため、甲状腺の細胞分裂も盛んで、有害な放射性ヨウ素の影響を受けやすいことも関係しています。ヨウ化カリウム

また、安定ヨウ素剤の服用は、甲状腺の被曝線量が100m Svを超えると予測されるときですが、WHOでは、若年者に対しては10分の1を超える場合に、安定ヨウ素剤の服用を推奨しています。

                                  

安定ヨウ素剤の購入

原発事故後、注目されるようになった安定ヨウ素剤について、輸入代行を扱っているサイトもあります。

ただし、安定ヨウ素剤に限らず、海外から輸入する薬品には正規品でない場合もあり、なかには、健康被害が危惧されるものもあります。特に、内服薬は体内に直接とりいれるものですから、利用するときには慎重に検討してください。

安定ヨウ素剤が注目される大きな理由は、被曝の恐れがあるとき、前もって服用しておくことで、有害成分を含むヨウ素の体内蓄積を防げることが可能だからです。また、原発事故直後の服用も、被曝の低減に役立てることが可能だといわれています。さらに、取り扱っている薬剤の消費期限までが長い薬剤もあり、注目される理由のひとつです。ヨウ化カリウム

ちなみに、安定ヨウ素剤の説明書は英文での記載事項を要約したものです。そのため、自分の体の状態が安定ヨウ素剤の服用に適しているかどうかは、持病や飲み薬の有無の申告も含め、医師に相談しておきたいですね。

                                  

安定ヨウ素剤と予防接種

ヨウ素は、甲状腺ホルモンをつくるための必須ミネラルとして、ワカメやコンブなどの海草類や、サプリメントなどからの摂取が求められます。しかし、いくらでも無制限に受け付けるというわけではないのです。

甲状腺ホルモンをつくる大切な役割をするヨウ素には、体に必要な安定同位体と、体に有害な放射性同位体の2種類があります。

もし、甲状腺内に入る余地があると、体に有害な放射線同位体のヨウ素が入り込んで体内被曝を引き起こります。それを防ぐためには、先回りして安定ヨウ素剤を服用して、甲状腺内を満杯にしておく必要があります。

インフルエンザなど一般的な予防接種の役割は、体内に免疫をつくることが目的ですが、安定ヨウ素剤の服用は少し違うように思われます。安定ヨウ素剤の服用によって、後から入り込む有害物質の放射性同位体の居場所がなくなるからです。そのため、甲状腺内に安定ヨウ素剤があると、入り込めない有害物質は、自然に体外へ排泄されるしくみになるのです。
ヨウ化カリウム

Saturday, 2 June 2012

ヨウ化カリウム服用の注意点

薬剤を服用するときは、その人の体質や、他に持病がある場合は、慎重に服用する必要があります。なんらかの病気や怪我で医師の診察を受けるときには、その旨をきちんと伝えることはもちろんですが、市販薬を購入するときも、薬剤師に相談してから自分に合った薬剤を選ぶようにしてください。安定ヨウ素剤

ヨウ化カリウムを服用するときは、ヨウ素に対してアレルギーがある人や、肺結核がある人の服用は厳禁です。また、バセドウ病や橋本病などの甲状腺の病気のほか、腎臓病や先天性筋強直症、高カリウム血症などの人は、医師の指示に従って慎重に服用する必要があります。

もちろん、ヨウ化カリウムに対して特別な注意が必要でない人も、ヨウ化カリウム服用後、なんらかの異常がみられるときは、速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。ヨウ化カリウム

これは、ヨウ化カリウムの服用だけでなく、すべての薬剤の服用に関していえることですが、とにかく、体の不調をがまんしないことが大切です。

ヨウ化カリウムによる副作用

なんらかの薬剤を服用すると、副作用が起きる可能性があります。副作用は、本来の治療目的として薬剤の投与中に、偶発的に見つけるプラスの作用もあります。しかし、多くの場合は、体になんらかの悪影響を及ぼす作用との見解が必要になります。安定ヨウ素剤

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの働きに大きく関わる必須ミネラルで、ワカメやコンブなどの海草類に多く含まれています。また、ヨウ素を含むサプリメントもあり、ヨウ化カリウム製剤などとして販売されています。このように、本来は体にプラスに働くサプリメントですが、ヨウ化カリウムの服用時には、副作用の有無についても十分注意しましょう。ヨウ化カリウム

ヨウ化カリウムの副作用は少ないほうだという説もありますが、胃腸障害をはじめ、風邪のような症状や蕁麻疹ができることもあります。これらの副作用は、どのような薬でも起こる可能性はあります。しかし、ヨウ化カリウムの服用後、不安に感じた場合は自己判断をしないで、速やかに医師に相談しましょう。

                                  

安定ヨウ素剤と注目される味噌

食材や調味料のヘルシー効果が注目されている日本食ですが、そのひとつ、味噌に関しては大変興味深いデータもあります。安定ヨウ素剤

大手食品会社サイトにも紹介されているそのデータは、味噌を入れたエサを食べたマウスは、他のマウスに比べると放射線被害が少ないというものです。

また、1986年のチェルノブイリ事故時、味噌に関心が寄せられ、ヨーロッパへの輸出も増えたといわれています。

それに関して、第二次世界大戦時に起きた広島への原爆後の調査で、日常的に味噌を食べていたので、後遺症が軽症で済んだとの報告もあります。ヨウ化カリウム

本来、安定ヨウ素剤を服用する機会は、あってはならないことです。しかし、原子力発電をはじめ、放射性物質が存在する以上、安定ヨウ素剤に対する正しい知識や入手方法についても、きちんと把握しておく必要があります。

もちろん、安定ヨウ素剤の服用には、薬剤としての認識も大切ですので、安定ヨウ素剤は医師の指導にもとづいて正しい服用を心掛けましょう。

                                  

安定ヨウ素剤と味噌汁

安定ヨウ素剤へ関心をもつ人が増えています。その背景には、有害な放射性同位体のヨウ素から体を守るために、安定ヨウ素剤の服用が期待されるからです。また、安定ヨウ素剤の入手が容易でないため、それに代わる身近な薬剤や食材などにも関心が寄せられています。安定ヨウ素剤

発酵食品でもある味噌は、体の新陳代謝をよくすることでも知られていますが、有害な放射性同位体の被害から体を守ることでも注目されています。日本人は、日常的に味噌汁を食べる習慣があります。ヨウ化カリウム

一方、味噌ではなく、具材に使われるワカメやコンブなどの海草類にヨウ素が多く含まれているため、安定ヨウ素剤を服用する代わりとして、海草類に期待する声もあります。

海草類に含まれるヨウ素は一定ではありませんし、海草類は放射性物質をとりいれやすい性質があることなど、新たな問題もでてきます。また、閉経後の女性が海草類を毎日摂取すると、甲状腺がんに罹りやすいとのデータもあり、安定ヨウ素剤に関してはいろいろな情報が交錯しています。

                                  

安定ヨウ素剤と甲状腺ホルモン

安定ヨウ素剤と甲状腺ホルモンとの関係には、いろいろな角度から関心が寄せられています。安定ヨウ素剤

甲状腺ホルモンの大きな働きは新陳代謝を促すことで、もし、なんらかのトラブルが起きると身体への影響は避けられません。

甲状腺ホルモンが関係する病気として、甲状腺機能亢進のバセドウ病と、甲状腺機能が低下する橋本病が知られています。これらの病気に対して、ヨウ素を一時的に補給するなどのためにヨウ素製剤を服用することもあります。ヨウ化カリウム

また、放射性同位体のヨウ素を甲状腺内にとりいれることで、甲状腺がんの発症率の高さも危惧されています。それに対しては、安定ヨウ素剤の服用に多くの関心が寄せられています。つまり、先に、安定ヨウ素剤で甲状腺内を満たしておくと、後から入ってきた有害な放射性有害物質の居場所がなくなるからです。

これらのことから、甲状腺ホルモンには、体の新陳代謝を促すだけでなく、安定ヨウ素剤をとりいれることで有害物質から体を守る働きがあるといえるでしょう。

                                  

ヨウ化カリウムを使った薬

ヨウ化カリウムは「カリウムとヨウ素からなる無機化合物」あるいは、「非放射性のヨウ素をカリウム塩にしたもの」という表現がなされています。安定ヨウ素剤

このヨウ化カリウムは、病気の治療を助ける薬としても注目されています。その代表的なものとして、甲状腺機能亢進のバセドウ病と、甲状腺機能低下の橋本病があり、いずれも甲状腺に関する病気として知られています。ヨウ化カリウムが甲状腺機能に関する病気の治療の補助に使われるのは、ヨウ素が甲状腺の働きに大きな作用があるからです。

また、ヨウ化カリウムは、気管支粘膜分泌を増やして痰の切れをよくする目的や、第三期梅毒にみられるゴム腫を吸収促進するために使われます。ヨウ化カリウム

そして、原発事故後、有害な放射性物質から体を守るために使われることでも、一躍、注目を浴びるようになりました。

これらの治療薬を使うときは、医師の指示に従ってきちんと服用する必要があります。もちろん、体調に変化がみられるときは、速やかに相談することが大切です。