Saturday, 9 June 2012

安定ヨウ素剤と予防接種

ヨウ素は、甲状腺ホルモンをつくるための必須ミネラルとして、ワカメやコンブなどの海草類や、サプリメントなどからの摂取が求められます。しかし、いくらでも無制限に受け付けるというわけではないのです。

甲状腺ホルモンをつくる大切な役割をするヨウ素には、体に必要な安定同位体と、体に有害な放射性同位体の2種類があります。

もし、甲状腺内に入る余地があると、体に有害な放射線同位体のヨウ素が入り込んで体内被曝を引き起こります。それを防ぐためには、先回りして安定ヨウ素剤を服用して、甲状腺内を満杯にしておく必要があります。

インフルエンザなど一般的な予防接種の役割は、体内に免疫をつくることが目的ですが、安定ヨウ素剤の服用は少し違うように思われます。安定ヨウ素剤の服用によって、後から入り込む有害物質の放射性同位体の居場所がなくなるからです。そのため、甲状腺内に安定ヨウ素剤があると、入り込めない有害物質は、自然に体外へ排泄されるしくみになるのです。
ヨウ化カリウム

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